ヨークシャー・テリア特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2012年1月6日 (金) 03:48

 

ヨークシャー・テリア(Yorkshire Terrier)は、小型の愛玩犬の一つ。しばしばヨーキーと呼ばれる。

犬種の歴史・概要 :

19世紀中ごろ、イギリスのヨークシャー地方の工業地帯の工員の家屋を荒らすネズミを捕まえるために間接狩猟犬として作出された。1862年に「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャー・テリア」と命名されたが長すぎたためヨークシャー・テリアと呼ばれるようになった。1886年にイギリスのケンネル・クラブにおいて公認された比較的新しい犬種である。賢く勇猛である。1800年代後半にアメリカ初上陸となる。 オーストラリアン・テリアやオーストラリアン・シルキー・テリアとはかつては混同され1932年にこれら3犬種の交配が禁止されるまで統一されたスタンダードは確立されなかった。

JKCが公認する犬種の中ではチワワに次ぐ小型な犬種であり、成長しても2~3kg程度にしかならない個体が多い。しかし、この犬種がマンチェスター・テリアやスカイ・テリア、クライズデール・テリア、マルチーズなど様々な犬種を交ぜ改良したものであることや、犬種自体の歴史が浅く血統が不安定であることなどの要因により、しばしば7kg程度までの大きな個体が現れることもある。FCIでは、2kg未満は認可されず、また3.1kgより大きいものも認可されない。平均身長28cm。

幼い頃の体毛はブラック・タンだが、成長するにつれダーク・スチールブルーやゴールド、シルバーなど毛色が7回ほど変化することと、その美しい絹のような毛質から「動く宝石」と言われる。被毛が地面まで届くフルコートがスタンダードであるが、家庭犬では短く刈り込み(サマーカット)していることが多い。

日本国内の飼育頭数による人気犬種ランキング(JKC調べ)では長期間トップ10の座を守っており、人気の高い犬種である。

健康上の注意点 :

 

多くの小型犬に共通することだが、膝蓋骨脱臼、水頭症、糖尿病、気管虚脱がよく見られる。購入時には、遺伝病がないかにつきよく血統を確認することが必要である。骨が弱く、虫歯、歯周病になりやすい。

その他 :

 

1993年、当時の外務事務次官である小和田恒(皇太子妃雅子の父)宅で飼育されていた愛犬「ショコラ」がこの犬種であることが報道され、一時的にブームになった。

この犬種を飼っている著名人は非常に多く、浜崎あゆみ、演歌歌手瀬川瑛子、嵐の相葉雅紀、お笑い芸人の宮迫博之、TKOの木本武宏、女優・モデルの神田うの、モーニング娘。OGの小川麻琴、保田圭(実家にて)、矢口真里などが知られている。

フィクションでの登場 :

コンピュータゲーム作品『ときめきメモリアル』の登場人物の1人である美樹原愛の飼い犬「ムク」はこの種である。