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ブリュッセルグリフォン子犬

ブリュッセルグリフォン子犬は、
登録者がブリーダーさんのところで撮影していますが、頻繁に訪問できない地域もあります。
写真のない情報や、出産前情報など有ることもあります。→お探し問合せをご利用ください。





写真のない情報や、出産前情報など有ることもあります。→お探し問合せをご利用ください。

ブリュッセルグリフォン子犬選びは、これからワンちゃんと長い間暮らしていく上で、 重要なポイントです。
あなたは、 
ブリュッセルグリフォンの子犬を選ぶことは出来ますが、子犬はあなたを選ぶことは出来ません。

お互いが幸せな生活を送れますよう、
 以下のステップを踏んで選んで行きましょう。

・成犬時の大きさは?
・初心者向きか?
・性格は、穏やかか?
・運動や手入れの手間は?
・躾しやすいか?


・犬を飼っても良い環境か?
・室内・室外どっちで飼うのか? 
・近くに運動できる場所はあるか?
・誰が世話をするのか?(散歩をする人は?) 


・性別は?(気性・しつけのしやすさ・出産させるのか?)
・血統にこだわるのか?
・ペット用、ショー用?
・短毛、長毛?
・1頭で飼うのか?多等飼いか? 


環境の確認と家族の承諾を得た上で、

運命のブリュッセルグリフォンの子犬に出会ったときに直ぐに、
行動できるように心の準備も整えてください。

ブリュッセル・グリフォン特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年8月1日 (月) 13:37 )

ブリュッセル・グリフォン(英:Brussels Griffon)は、ベルギー原産の小型グリフォン犬種である。別名はグリフォン・ブリュッセロワ(英:Griffon Brexellois)。ベルギー・グリフォンは色違い種、プチ・ブラバンソンは短毛種で、それぞれ別犬種として扱われている。

歴史 :

およそ17世紀ごろに作業犬として誕生した。ベルギーの土着犬やスタンダード・シュナウザーの先祖種、アーフェンピンシャーの先祖種などを掛け合わせることによって作出された。もとは色違いのベルギー・グリフォンを別種として区別せず、どちらもネズミ狩り用の犬として用いられていた。又、人懐こいことからペットとしても飼われていて、馬車や商人が好んでマスコットとして用い、人気が高かった。
初期のうちは平民のみが飼育していたが、特有の可愛らしさや人馴れの良さを持ち合わせていたため貴族にも注目され、貴婦人の抱き犬としても好まれるようになった。

その頃の本種の貴重な姿を描いた絵画が、今日も現存している。それはヤン・ファン・エイクが1434年に描いた『アルノルフィーニ夫妻像』である。この絵画は中学校や高等学校の美術科の教材としてよく採り上げられる有名な絵画であるが、この夫妻の足元にいる、黒っぽいグレーの犬が本種であるということを知る人は、あまりいない。

その絵画で描かれたブリュッセル・グリフォンと、現在のブリュッセル・グリフォンの容姿が大きく異なっているのは、1870年代から大幅な改良が行なわれ始めたからである。その年代にベルギーのヘンリエッタ・マリア・オブ・フランス女王が本種をとても気に入ったことがきっかけで、ベルギー国内や周辺国の貴族が以前にも増して飼育を始め、加えて当時ヨーロッパの貴族の間で流行していた短吻種にするための改良が行なわれた。

女王自身はこの流行をあまり好まず、長吻種のままのブリュッセル・グリフォンを愛し続けたが、他の貴族が好みに合わせて短吻化・小型化を行ない、現在の姿となった。改良にはパグが用いられ、この交配がきっかけで生まれた犬のうち、短毛のものはプチ・ブラバンソンとして別の犬種に発展していった。

生まれ変わって不思議な顔つきを得た本種は世界的な人気をほしいままにし、さまざまな国で多くの人に飼われるようになった。

然し、過度の改良が原因で繁殖(ブリーディング)に関する重大な問題が多く発生するようになり、第二次世界大戦が始まる直前から人気に陰りが出始めた。戦後、愛好家はこの問題を修正するために努力を重ねているが、中々問題解消には至っておらず、まだ人気を回復するまでには至っていない。
ブリーディングに関する問題は今でも多いが、性格は改良前の人懐こい面を保っており、外見もユーモラスでペットとして飼育するにはさほど問題が無いため、愛好家は世界的に多いほうの犬種である。原産国だけでなく、日本にも多くの愛好家がいる。ブリーディングが難しいため、仔犬の値段も割高(1頭約25〜40万円程)であるが、国内販売も行なわれている。毎年国内登録が行なわれ国内で仔犬が誕生していて、2009年度の国内登録頭数順位は134位中47位と高順位であった。

この順位はサモエド(同年64位)やアラスカン・マラミュート(77位)よりも高く、全体的にも準トップクラスの位置である。
尚、近年作出が計画されている(作出が成功するかは不明)オールド・ブリュッセル・グリフォンは、これをもちに昔の姿を復元しブリーディングに関する問題を克服する目的で考案されたオールドタイプ犬種である。
公認に関する見解など :

本種ブリュッセル・グリフォンと色違いのベルギー・グリフォン、短毛種のプチ・ブラバンソンをどのように犬種として認知し、公認登録しているかは各国のケネルクラブによって大きく異なっている。イギリスのザ・ケネルクラブやアメリカ合衆国のユナイテッドケネルクラブ、アメリカンケネルクラブなどでは3犬種全てを同一犬種として公認登録している。

そこではベルギー・グリフォンとプチ・ブラバンソンは本種の色違い・毛質違いのタイプであるとみなされている。別の国のケネルクラブでは、ベルギー・グリフォンを本種の単なるカラーバリエーションとみなし、本種とプチ・ブラバンソンの2犬種を公認登録している国もある。

然し、国際畜犬連盟(FCI)ではこれら3犬種をそれぞれ個別に公認登録しているため、国際的にはこれらがそれぞれ別の犬種であることが承認されている。それに伴ってジャパンケネルクラブでもこれら3つをそれぞれ別の犬種として公認登録しているが、本種とベルギー・グリフォンの毛色以外の違いがあまり顕著でないことから、ノーリッチ・テリアとノーフォーク・テリアと同じく、全く違う容姿・生い立ち等を持っているのに個別の犬種として公式に独立することが出来ない犬種の愛好家からは非難のネタとされることが多い犬である。
特徴 :

スターウォーズに出てくる某キャラクターに似た、ちょっと変わった顔つきをした犬種である。マズルはつぶれていて、顎鬚や口髭が豊かである。全身を硬く長いラフコートに覆われていて、毛色はレッド系の明るいものなど(暗色系の犬はベルギー・グリフォンとして分類される)。

華奢な体格で脚は細長く、胸は深い。耳は半垂れ耳かボタン耳、尾は垂れ尾であるが、耳は断耳して立たせ、尾は短く断尾することもある。これは作業犬として働いていた頃の名残で、聴力を高め、比較的弱い耳や尾をネズミに噛まれて負傷するのを防ぐ目的で行なわれていた。

ただし、現在は廃退傾向である。体高18〜20cm、体重3〜5kg(もっと重い犬もいる)の小型犬で、性格は明るく人懐こく、温厚。ややプライドが高い一面もあるが、他の犬や子供と遊ぶことも大好きで、友好的である。活発だが総運動量はやや少なめで、力も強くないため飼育もしやすい。

寒さにはあまり強くないので、冬季の散歩時には洋服を着せて保温する必要がある。かかりやすい病気は短吻種にはよくありがちな呼吸器疾患や軟口蓋過長症、熱中症、口蓋裂などがあるが、その他にブリーディングに関する問題点が多くみられる(下記参照)。
ブリーディングに関する問題点 :

本種はブリーディングに関するリスクを多く持っている犬種のひとつでもある。ブリーディングと新生児の育成が全犬種中一二を争う程難しい犬種であり、その難易度は一般的に繁殖が難しいとされるフレンチ・ブルドッグやボストン・テリア、ブルドッグをも遥かに上回るほどである。
雌犬はもとから妊娠しにくく、偽妊娠もよく起こる。妊娠できても一胎(ひとはらorいっぷく:一回の出産で生まれる仔)あたりの仔犬数は1〜2頭(平均1頭)と少ないが、母体に対し仔犬が大きいため、高い確率で帝王切開での分娩が必要となる。

自然分娩で仔犬を産んだ例も少なくは無いが、専門のブリーダーでなければまず母子共に健康な自然分娩は非常に難しい。新生児は虚弱体質のものが多く、場合によっては保育器を用いて人工保育を行なわなければならないこともあり、生後数週間の仔犬の死亡率も約60%と非常に高い。

このため、繁殖には高度なブリーディング技術と熟練した技師が必要となり、故に必然的に仔犬の値段が高くなる。
この点を改善するため、現在は本種のブリーディングの際は厳しい犬質の管理や、父母となる犬の交配前検診がしっかりと行なわれている。その甲斐あって以前に比べ新生児の生存率は向上したが、まだまだ問題は山積みである。

ちなみに、1920年代頃は現在のようなブリーディングに関するトラブルはほとんど無く、自然分娩で一胎5〜7頭の仔犬が生まれていたことが記録に残されている。時代を経るごとに一胎の仔犬の数や仔犬の健康が低下した背景は、人気犬種ではよくある乱繁殖が行なわれたことはなく、主に急激な小型化などが大きく関与しているといわれている。