犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。
毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。
家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。
犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。
「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年11月23日 (水) 19:28 )
四国犬(しこくけん)は四国地方(主に高知県)原産の中型の犬の品種。日本犬の一種である。かつては土佐犬(とさけん・とさいぬ)と呼ばれたが、同様の呼称を持つ土佐闘犬とは別品種。「土佐犬」の名で国の天然記念物に指定されている。
特性 :
古来より「土佐犬」と呼ばれていた中型の犬である。土佐闘犬との混同をさけるために、四国犬と改称された。
本来の作出目的は、四国山地周辺の山村における鹿や猪等の狩猟およびそれに伴う諸作業。山地での激しい狩りにも耐えうる体力・持久力がある。温暖湿潤気候に強い。体格は柴犬より大柄[1]。
主人には異常なまでに忠実だが、よそ者には警戒するため、番犬に適する。よそ者にはふとしたことでも噛みついたりと非常に攻撃的なため、散歩中などは注意が必要である。
1937年(昭和12年)6月15日に文部省(現・文部科学省)により、天然記念物に指定された。
もともとこの犬種は本川系、幡多系、安芸系と呼ばれる地域特性があった。しかし、安芸系は衰退し残る本川系と幡多系は混血が進み、地域特性は無くなりつつある。
ニホンオオカミ目撃情報における混乱 :
四国犬は日本犬の中で最も素朴な風貌と評される事もあるように、猟犬としてニホンオオカミと交配させたとの伝承もあり、外見が似ているとしばしば言われる。しかし、それ故にニホンオオカミの目撃情報の際、見間違いの候補として挙げられやすい犬種でもある。代表的なものが2000年7月8日の九州中部の山地での目撃情報である[2][3]。
これは、当時福岡県立小倉西高等学校校長であった西田智がニホンオオカミに酷似した動物と遭遇し、その写真撮影に成功したものである。写真を鑑定した元国立科学博物館動物研究部長の今泉吉典は「ニホンオオカミと見られる」とコメントしたが、東京農工大学教授・日本オオカミ協会会長の丸山直樹をはじめ、ニホンオオカミであることに否定的な学者も多かった。
その後、2001年3月に大分県の山小屋に「平成12年7月8日、この場所において、ニホンオオカミに、間違われて撮影され、お騒がせしたのは純血の四国犬です。関係各方面、マスコミの皆様御迷惑掛けて、誠に申し分け有りませんでした。事情が有って放犬しました」との謝罪文が書かれた張り紙が発見された[4]。
しかしこの紙を張り出した人物は発見されておらず、また撮影された動物は頭部こそ四国犬と似ている点があるものの、四肢や胴の長さの特徴は明らかに四国犬では無いとの指摘もあり、張り紙は悪質ないたずらとする意見もある(ちなみに、この張り紙がなされる一か月前にはテレビ朝日「たけしの万物創世紀」がそれまで未公表であった撮影場所を公表してしまっており、それを観た者による仕業ではないかとする意見もある[5])。
事の顛末は、西田智の著書『ニホンオオカミは生きている』(二見書房、2007年)に詳しい