ウェルシュ・コーギー・ペンブローク特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


 

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年12月21日 (水) 23:10)

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、犬種の1つ。原産地はイギリスのウェールズで、牧畜犬として活躍していた。イギリス王室で古くから飼われていたことでも知られる。

似た犬種に、ウェルシュ・コーギー・カーディガンがある。1930年代に、イギリスやアメリカで、別々の犬種として初めて登録された。

日本では、紅茶飲料水のCMの影響からか、ペンブロークは人気の犬種として毎年上位に名が挙がっている。

特徴:体型:

胴長で短足、骨太、非常に短い尻尾を持つ。尾は生まれつき無い場合もある。耳がピンと立っている。体重は10~15kg。本来は筋肉質で体力に富む。体毛はダブルコートで保温力に優れ、毛色はレッド、フォーン、セーブル、ブラックタン、トライが主。
尻尾:

尻尾の長さは犬種スタンダードに含まれないため、尻尾は生後数週間で切断(断尾)されるのが一般的であった。元々ウェールズで牧畜犬として働いていた際、主に世話をするのは羊よりも牛の方が多く、牛に尻尾を踏まれて怪我をすることを避けるために、ウェールズのペンブルックシャー州で尻尾を切る習慣が始まったためである。

切断の方法は、尻尾の根本をバンド状のもので締め付け、人為的な血行障害をおこさせて行う。尾骨の関節で切断されるため、実施方法によっては完全に根本から切断されず、ごく短い尻尾が残っている個体もみられる。従来、生後数週間であればこの方法によりほぼ無痛で断尾ができると考えられたが、近年では子犬でも痛覚が発達しており負担がないとは言いきれないとの指摘もあって、動物愛護の観点から断尾が見直される傾向があり、いくつかの国では断尾を禁止する法律も施行されているが、日本ではコーギー=尻尾が短い、または無いと言うイメージが多いためか、多くは断尾されている。(ペットとして飼うなら尻尾を切断する必要は特別ない、との見方もある)

ペットショップなどでは断尾されている状態で売られている事がほとんどのため、もともと尻尾が短い、または無いと誤解されがちだが、本来は長くふさふさしたキツネのような尻尾がある。一説によれば、コーギーの断尾は耳も尻尾も毛の色も似ているキツネと間違えないようにするため、とも言われている。
特徴:性格:

    とても活発で運動が大好き。
    頭がよく、物覚えが良い。好奇心も旺盛だが、もともとヒーラー(牛や羊などのかかとに噛み付いて、吠えながら追いかける)として繁殖された犬種のため、散歩中の飼い主の足に噛み付くこともある。
    社交的で飼い主にも従順な面もあるが、神経質な個体では咬傷事故もしばしばあり、家庭犬としては向かない個体も多い。
    警戒心が強いので吠えることも。
    身体的特徴・警戒心の高さから、獣医泣かせな犬でもある。

カーディガン種との違い:

    一般的に、ほとんどのペンブロークは断尾しているが、本来はカーディガンのような長い尻尾がある。
    カーディガンと比べ、興奮しやすく落ち着きがない。
    歴史はカーディガンの方が古い。ペンブロークについては、正確な発祥はわかっていない。一説によると、ベルギー北部のフラマン人がウェールズ地方に連れて行った犬が祖先であるといわれる。

飼育上の注意:

    食欲旺盛で太りやすく、食べ物に対する執着は強い。そのため飼い主による食事の加減と毎日の運動が欠かせない。
    寒い地方の原産のため、高温多湿の日本の夏には比較的弱い。同じ理由により、皮膚にトラブルを持つ個体も比較的多い。
    太ると脊椎、特に腰椎に負担がかかるのはカーディガンやダックスフントと同じ。また、階段での運動、フローリング等の滑りやすい床での運動は、腰椎に負担をかけるので注意が必要。それに加えコーギーは活発で運動好きな性格のため、全てのコーギーは腰回りと脚に爆弾を抱えているともいえる。
    毎日朝晩の十分な運動は必要だが、動くものに強く反応するため車やバイクなどに突進することもある。
    運動と食事管理には飼い主の協力が欠かせない。
    毛はダブルコートで二重構造になっており、夏場の地面からの照り返しには十分な注意が必要である。また、抜け毛が非常に激しいため室内飼育の場合は、衛生環境を確保するのに頻繁な掃除が必要となる。