投稿者「arimura」のアーカイブ

ロットワイラー特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年10月8日 (土) 08:24  )

 

ロットワイラー(英:Rottweiler)とは、ドイツのロットワイル地方原産の牧牛用・警備用の犬種である。旧称はロットワイラー・メッツァフンド(英:Rottweiler Metzerhund、メッツァフンド=屠殺人の犬)であるが、イメージが悪くドイツの歴史上の問題もあり現在は使われていない。愛称はロッティー(英:Rottie)。

歴史 :

紀元前にローマ人がもたらしたモロサスタイプの犬が先祖である。これはもともと闘犬として使われていた犬ではあるが、パワフルでかつ頭の切れる優れた犬たちであったため、牧牛犬として改良されてロットワイラーが誕生した。

もとは主に牧牛犬としてつかわれていた。牛の移動方法はイタリアのカネ・コルソと同じで、リーダー格の牛の頭部に怪我をさせない程度に軽く攻撃をけしかけ、怒らせるかおびえさせることにより移動させ、それに従う他の牛もいっぺんにまとめて移動させるという方法で行われる。農場での管理だけでなく牛を市場へ連れて行く際にも使われ、のちに牛を誘導するだけでなく現金を守る警備犬としても使われるようになった。牛を売買するための巨額の現金が入った袋をロットワイラーの首輪に提げることで主人以外の誰にも手が出せないようになり、もし現金を盗もうとする者がロットワイラーの首に提げられた袋を取ろうと手を伸ばすと、噛まれて容赦なく撃退される。このことからロ ットワイラーは銀行よりも安全な 生きた金庫として重宝されるようになり、世界的な不況が起こった際には銀行から引き出した全財産をロットワイラーに託す家族まで現れるほどであった。19世紀には牧牛犬としての仕事が機械化されてなくなってしまうが、前述のようにガードドッグとして優れた犬種であったためお金や家を泥棒から守る警備犬として働いたり、軍用犬や警察犬としても使われるようになり生き残ることが出来た。また、1870年代になるとドーベルマンの作出に使われ、知名度が更に上昇した。現在でもロットワイラーは世界的な人気があり、使役犬、ペット、ショードッグとして多く飼育されている。

日本でも人気がある犬種の一つで、国内でもブリーディングが行われていて、およそ20 – 30万円程の値段で販売も行われている。毎年国内登録が行われていて、2009年度の日本の国内登録頭数順位は136位中51位と高順位であった。

世界的に人気の高く、普段は大人しい犬種ではあるが、時に正しくしつけられていない犬が人を噛む事件が起きており、そのこともあってロットワイラーに関する知識を持たない人からは怖がられてしまう犬種でもある。ロットワイラーは正しいしつけと世話がなされている限りにおいて、自分から積極的に人を襲う犬種ではないが、家族を脅かそうとしているように見えたり、ひどくいじめられた時にはその相手に対し仕返しを行う。正しいしつけと世話がなされていたにもかかわらずよほど強く噛まれたという場合は、ひどくいじめられた時や、ロットワイラーに明らかに危険な人物であると見られたとまず考えるのが妥当である。正しいしつけと優しい対応を行えば、このように人に対して積極的に攻撃したり仕返しを行うことは稀である。しつけさえ出来れば家庭犬としても飼育することが可能で、ペットとしても番犬としても優秀な犬となる。なお、ロットワイラーを飼育している著名人には所ジョージなどがいる。

特徴 :

 

モロサスタイプのがっしりとした筋肉質で骨太な体格をしている。マズルは太く短く、アゴの力は強靭である。目は小さく、鼻の穴が大きい。耳は垂れ耳で、尾は飾り毛の少ない先細りの垂れ尾だが、短く断尾することもある。脚は長いが太く、指も大きく太い。背中と肩幅は広い。コートはスムースコートで、毛色はブラック・アンド・タン。体高は雄61 – 69cm、雌56 – 64cmで、体重は雌雄共に41 – 59kgの大型犬。 性格は物静かで優しく、献身的である。寒さにはある程度の適応力があるが、暑さには比較的に弱い傾向がある。集合住宅でも飼育できるほど運動量もあまり多くないが、先述のような事故を防ぐためにしっかりとしつけを行う必要がある。中学生くらいの子供とも遊ばせることが出来、小型犬にも優しく接することが出来る。しかし、家族に危機が迫ったと感じると命を捨てても勇敢に立ち向かう。 かかりやすい病気は大型犬ではよくありがちな股関節形成不全である。また、骨肉腫の発病率が 比較的高いともいわれている。 また、体重が重いため寝床にはクッションのような物をひいておくと床ずれを防止できる。

レイクランド・テリア特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。

 

 

 

 

 

原産国:    イギリス
体の大きさ:    小型犬
体高:    約37cm
体重:    約8kg
耳のかたち:    チューリップ耳
尻尾のかたち:    ゲーリーテイル
平均寿命:    13~14歳

特徴:

小型でワイヤー・フォックス・テリアに似ているレークランド・テリアの体型は、側面から見ると四角形。頭部は短く小さく、色の濃い眼と、ボタン状の耳をもっている。尾は直立していて短い。ダブルコートで下毛はやわらかく、上毛は密生していてカールしている。

毛色:
ブルー、ブラック、レバー、ブラック&タン、ブルー&タン、レッド、グリズル、グリズル&タン、及びウィートンと多彩である。

性格:

活 発でふざけることが大好き。常にエネルギッシュで飼い主と運動することを好むので、世話をする人は元気な若者が望ましい。どんな人とも仲良くすることがで きるが、利口なレークランド・テリアは自分にとってどのような存在にあたるか人を識別することができる。また、主人が誰であるかをきちんと見極めている。 油断を怠らず、よく吠えるので番犬にも適している。

飼い方:
下毛はやわらかく巻き毛になっている。上毛はワイヤー状なので、ブラッシングは念入りに、少なくとも週に3回は行う。コートの乾燥を防ぐためにも、また潤いを与えるためにも、ときどき入浴させることが必要だ。

運動はリードをつけた運動を長時間行うか、安全な囲いの中でならリードから放して遊ばせる。ただし常に犬を監督し、トラブルが起きないよう、注意を払わなければならない。

健康管理:
・皮膚疾患緑内障、水晶体脱臼、白内障、皮膚疾患、水晶体脱臼、二重睫毛 たまに見られる病気レッグ・カルベ・ペルテス病、フォンウィルブランド病

歴史:

近親にボーダー・テリア、ベドリントン・テリア、ダンディ・ディンモント・テリアなどがいるレークランド・テリアは、イギリス北部のレーク地方で穴を掘ることを得意とする犬として改良され発達してきた。この犬が多くのテリア種と異なるのは、主にキツネなどの生き物を捕食する野生獣を狩るために使われたことだ。その勇気ある行動は、不屈の精神で立ち向かう犬という名声をもたらした。20世紀のはじめごろ、イギリスでこの犬をさらに発展させようと、ひとつの愛犬家クラブが設立されるに至った。イギリスで公認されたのは1921年、次いで1934年にはアメリカでも公認された。この時期からレークランド・テリアは愛称を“レイキー”と呼ばれるようになり、ショー・ドッグとして完成された。

 

 


ラブラドール・レトリバー特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2012年1月6日 (金) 03:48

 

ラブラドール・レトリバー(ラブラドール・レトリーバー、あるいはリトリーバーとも。英:Labrador Retriever)は、大型犬に分類される犬種の一つ。

元来、レトリバー(回収する犬―Retrieveする者)と呼ばれる猟犬の一種であるが、現在はその多くが家庭犬として、あるいは盲導犬や警察犬などの作業犬として飼育されている。

 

 

この犬種のあらまし :

 

「ラブラドール」という名前は、カナダ・ラブラドル半島に由来するが、元々同半島原産ではなく、ニューファンドランド島(現在は半島と同じニューファンドランド・ラブラドール州に属する)にいた「セント・ジョンズ・ウォーター・ドッグ」(現在は絶滅)と「ニューファンドランド犬」とを交配させて19世紀に生まれた犬である。ニューファンドランド犬との誤解を避けるため、後年イギリスのブリーダーによりラブラドールと名付けられた。

祖先となった犬種は、もともとは、カナダ東海岸のラブラドル海流が作る凍るように冷たい海の中で、網の牽引や網から脱落したニシン・タラの回収・これに付帯する諸作業に従事していた犬であった。

その後、イギリスに渡って打ち落とした水鳥の回収を業とする犬に改良され、現在の作業犬の基礎となった。現在では盲導犬・聴導犬・介助犬・災害救助犬・麻薬探知犬など多様な仕事を任されている。

イギリスにおける犬種別出産登録数では、ここ数年、二位以下に大きな差をつけてラブラドール・レトリバーが首位を維持している。またアメリカにおいても、ラブラドール・レトリバーは10万頭を超える圧倒的な数で登録数のトップを占め続けている。

世界で最も飼育されている頭数の多い犬の一つである。

外見 :

 

雄は大体27から36キロ、雌は23から32キロ位が適正体重。見た目に被毛は密に生えており短く艶やかであるが、ダブルコートと呼ばれる構成で、太く長めの被毛の間に短い細く柔軟な被毛が密に生えている、カラーはイエロー・ブラック・チョコレートの3種類のラブラドールがいる。尻尾はオッター・テイル(カワウソの尾)と言われるように根元が太く、力強い。

頭部は広く、しっかりとした顎を持っている。

特性 :

 

外見からおとなしい性格と見られがちだが、非常に活発なものが多い為、注意が必要(思いのほか活発で、飼いきれなくなり虐待や放棄される例も多い)。また、体が大きいだけでなく体格も優れており、力が非常に強い。食欲が旺盛である。病気への抵抗力が強い体質。そして元来、凍るように冷たい海水の中で働いてきた犬種であるため、水遊びを非常に好む。寒くても海や川・湖を見つければ喜んで近づこうとするが、中には泳げないものもいる。本来、寒さには強いが、冬季になると暖房機から離れようとしないものが多い。

ゴールデン・レトリバー同様に、大変に人なつっこいため、番犬には向かない。他の犬に対しても友好的な態度をとることが多く、利口な犬種なのでほかの犬種に比べると躾をしやすい。20km/hで走行、平均寿命12歳。

飼育にあたっての留意点 :

 

人気犬種共通の問題であるが、乱繁殖による股関節形成不全やアレルギーなどの遺伝性疾患を持つ個体が出ることがある。

個体差によるところが大きいが生後2年から3年未満のものは好奇心旺盛で極めて活発に動き回る。また、家具や柱などをかじったり、破壊する行動がまま見られる。力も強いため想像以上の被害にあうおそれがある。

活発な性格である。盲導犬や介助犬のイメージから大人しい犬と思われがちだが、それは訓練による結果である。躾を誤ると手に負えなくなる可能性もある。

人に対しては非常に友好的ではあるが、それが災いして年齢や性格によっては初対面の人に対し興奮が治まりにくく、(友好の意味で)じゃれて急に歩行者などに飛びつく事がある。

かなりの運動量を要求される。

有名なラブラドール・レトリバー :

 

バディ(ビル・クリントンの愛犬。チョコレート)

コニー(ウラジーミル・プーチンの愛犬。ブラック。大統領官邸を自由に歩き回っていたため、時々ニュース等に登場した)

ビンセント(アメリカのドラマ『LOST』に登場。本名はマディソン)

まさお君(ダイアンの夫で、エルフとだいすけ君の父親。『ペット大集合!ポチたま』初代旅犬。2006年12月9日悪性リンパ腫で死去)

だいすけ君(まさお君、ダイアンの息子で、エルフの弟。『ペット大集合!ポチたま』二代目旅犬。2011年11月29日胃捻転で死去)

エルフ(まさお君、ダイアンの娘で、だいすけ君の姉。千葉ロッテマリーンズのベースボールドッグ)

ダイアン(まさお君の妻で、エルフ、だいすけ君の母親。ブラック)

エリー(まさお君の母親でダイアンの義母。エルフ、だいすけ君の祖母。)

ソニア(飼い主の死後、黒だった毛色が白く変色したことで知られる)

ゴン太一家(サンライズのCMに出演)

クイール(『盲導犬クイールの一生』)

マーリー(本『マーリー―世界一おバカな犬が教えてくれたこと』 ジョン グローガン(著),古草 秀子(翻訳)・映画『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』)

きな子(『きな子〜見習い警察犬の物語〜』)

ノーブル(『ノーブルとの約束』桜井昭生(著)主婦と生活社(発行)九州初の介助犬になることを目指し、志半ばで一生を終えてしまったノーブルの短い一生を描いた感動の物語の主人公・実在のラブラドール) 

いずみ(東日本盲導犬協会所属の盲導犬パピー(2010年現在)。パピーウォーカーはボビー・オロゴン。育成の様子が天才!志村どうぶつ園のコーナーで紹介されている。)


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ラフ・コリー特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年6月15日 (水) 13:26

ラフ・コリー(英:Rough Collie)とは、イギリスのスコットランド原産の牧羊犬種である。日本では単にコリーと呼ばれる事が多いが、コリー犬種は他にも沢山あるため、専門的に解説する際は正式名称のラフ・コリーの名で呼ぶ事が義務付けられている。なお、本種のブリーダーもスムース種と混同を起こさないために正式名称で呼称している。旧称はスコッチ・コリー(英:Scotch Collie)。

歴史 :

2000年前にローマ人が原産地にもたらした、特別なワーキング・コリーが年月を経て出来上がったものであるといわれている。始めのうちは専ら作業犬として使われ、コートの長さ以外の違いがあまり顕著ではなかったため、兄弟種のスムース・コリーと一絡げにされてスコッチ・コリーと呼ばれていた。ラフ・コリーは牧羊犬として羊の誘導を行うだけでなく、時には水難救助犬として泳いで人を助けるのにも使われていたと言う記録も残されている。1860年代にはスムース・コリーがビクトリア女王に愛されたため、兄弟種として人気が出て、スムース・コリーはイングリッシュ・グレイハウンドを、ラフ・コリーはボルゾイをそれぞれ交配させ、両犬種は現在のマズルや脚が長い洗練された姿に改良された。その後ラフ・コリーは牧羊犬としてだけでなく、上流貴族のペットとしても愛されるようになり、2度の世界大戦の戦禍の被害を受けることなく生き残る事が出来た。
20世紀には映画化・テレビドラマ化された小説「名犬ラッシー」が世界的にヒットしたため、本犬種の知名度は急上昇して人気を博した。現在このラッシーフィーバーは沈静化したものの、世界的に安定した人気はいまだ衰えを知らない。
ラフ・コリーは日本でも常に人気のある犬種で、小型犬種には敵わないが安定した人気を保っている。毎年国内登録があり、2009年度の国内登録頭数順位も136位中72位と高順位であった。ブリーダーやペットショップからの入手も可能で、10~20万円程度の値段で取引されている。
特徴 :

マズル・脚が長く、たっぷりとしたロングコートを持つ。毛色はブラック・アンド・ホワイト、ホワイト、セーブル、マーブルなど。半垂れ耳(セミクリップイヤ)、ふさふさしたサーベル形の垂れ尾を持つ。体高は雄61~66cm、雌56~61cmで体重は雄27~34kg、雌23~29.5kgの大型犬。性格は陽気で優しく、我慢強い。攻撃的な面は無く、友好的なため初心者でも飼育がしやすい犬種である。遺伝的には心臓病にかかりやすいが、あまり深刻な遺伝的疾患は多くない。

ラサ・アプソ特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年12月26日 (月) 14:06

ラサ・アプソ(英語:Lhasa Apso)は、チベット原産の愛玩犬に分類される犬種のひとつである。チベットでは、アプソ・セン・カイ(英語表記:Apso Seng Kyi)と呼ばれる。

歴史 :

800年以上の歴史を有するラサ・アプソ。ラサの名称はチベット仏教の聖都ラサ市から、アプソはヤギを意味するチベット後のラプソが転訛したものである。主に聖都ラサ市の周辺寺院や一般家庭で繁殖が行われ、住居内で飼育されていた。聴覚が優れているため、来訪者の足音をいち早く察知し家人に知らせ、雪山では雪崩の前兆を察知するため重宝されていた。チベットの活仏として17世紀より崇められたダライ・ラマは、中国の皇帝や皇族に、ラサ・アプソを貢物として献上する習慣があり、1908年ダライ・ラマが清朝最後の宣皇帝を訪れるまで続いた。中国の宮廷に古くから温存されてきたペキニーズと混血して生まれたのがシー・ズーであるとされている。 ラサ・アプソが西洋に紹介されたのは第二次世界大戦前で、特にアメリカで多くの繁殖が行われた。
特徴 :

二種の毛質を持つダブルコートで、頭部から四肢の先まで全身豊富で美しい長毛に覆われている。毛色は、金色、黒色、砂色、蜜色、暗灰色、褐色、赤色、斑など様々である。マズルの長さは頭蓋の3分の1、ストップは中間、噛み合せは逆シザーズバイトで歯列はストレート、鼻は黒く大きく、目の色は暗色で、形状はアーモンドアイまたは、オパールアイである。 頸は程よい長さで、背は力強く水平で、胸はかなり広くて深く筋肉が発達している。体高より体長が長く、尾の付け根は高所に位置する。 体高は、牡で25.4cm~28cm。牝は牡よりやや小さい。 性質は快活であるが、未知の人には用心深い傾向にあり。主人には忠実で服従心が強い。

ヨークシャー・テリア特徴

犬種の特徴は、
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体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
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規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2012年1月6日 (金) 03:48

 

ヨークシャー・テリア(Yorkshire Terrier)は、小型の愛玩犬の一つ。しばしばヨーキーと呼ばれる。

犬種の歴史・概要 :

19世紀中ごろ、イギリスのヨークシャー地方の工業地帯の工員の家屋を荒らすネズミを捕まえるために間接狩猟犬として作出された。1862年に「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャー・テリア」と命名されたが長すぎたためヨークシャー・テリアと呼ばれるようになった。1886年にイギリスのケンネル・クラブにおいて公認された比較的新しい犬種である。賢く勇猛である。1800年代後半にアメリカ初上陸となる。 オーストラリアン・テリアやオーストラリアン・シルキー・テリアとはかつては混同され1932年にこれら3犬種の交配が禁止されるまで統一されたスタンダードは確立されなかった。

JKCが公認する犬種の中ではチワワに次ぐ小型な犬種であり、成長しても2~3kg程度にしかならない個体が多い。しかし、この犬種がマンチェスター・テリアやスカイ・テリア、クライズデール・テリア、マルチーズなど様々な犬種を交ぜ改良したものであることや、犬種自体の歴史が浅く血統が不安定であることなどの要因により、しばしば7kg程度までの大きな個体が現れることもある。FCIでは、2kg未満は認可されず、また3.1kgより大きいものも認可されない。平均身長28cm。

幼い頃の体毛はブラック・タンだが、成長するにつれダーク・スチールブルーやゴールド、シルバーなど毛色が7回ほど変化することと、その美しい絹のような毛質から「動く宝石」と言われる。被毛が地面まで届くフルコートがスタンダードであるが、家庭犬では短く刈り込み(サマーカット)していることが多い。

日本国内の飼育頭数による人気犬種ランキング(JKC調べ)では長期間トップ10の座を守っており、人気の高い犬種である。

健康上の注意点 :

 

多くの小型犬に共通することだが、膝蓋骨脱臼、水頭症、糖尿病、気管虚脱がよく見られる。購入時には、遺伝病がないかにつきよく血統を確認することが必要である。骨が弱く、虫歯、歯周病になりやすい。

その他 :

 

1993年、当時の外務事務次官である小和田恒(皇太子妃雅子の父)宅で飼育されていた愛犬「ショコラ」がこの犬種であることが報道され、一時的にブームになった。

この犬種を飼っている著名人は非常に多く、浜崎あゆみ、演歌歌手瀬川瑛子、嵐の相葉雅紀、お笑い芸人の宮迫博之、TKOの木本武宏、女優・モデルの神田うの、モーニング娘。OGの小川麻琴、保田圭(実家にて)、矢口真里などが知られている。

フィクションでの登場 :

コンピュータゲーム作品『ときめきメモリアル』の登場人物の1人である美樹原愛の飼い犬「ムク」はこの種である。

ミニチュア・ブル・テリア特徴

犬種の特徴は、
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毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年12月25日 (日) 14:36  )

ブル・テリア(左)とミニチュア・ブル・テリア(右)

ミニチュア・ブル・テリア(英:Miniture Bull Terrier)は、イギリスのイングランド原産のネズミ狩り用の犬種である。ミニ・ブル(英:Mini Bull)の愛称でも親しまれていて、日本でも人気がある。

歴史 :

その名の通りブルテリアを19世紀に小型化して作られた犬種である。小型化の理由はペット用として飼育するためではなく、ギャンブルが絡んだ闘犬やネズミ狩りゲームに使う大穴にするためであった。そのため、作出当初はもともとのブルテリアの獰猛な性格を残したままサイズを縮小したため扱いにくく、極端な小型化のせいで虚弱になってしまい、一時人気が落ちで絶滅寸前まで追いやられてしまった時期もあった。しかし、愛好家の手によってサイズの規制を緩和されたり、凶暴な性格を取り除く改善が行われて犬質が向上し、ペットとして生まれ変わって世界中で人気のある犬種になった。日本でも毎年登録されていて、根強い人気を持っている。
特徴 :

ブルテリアと容姿は同じだが、それよりもやや大人しく賢く人懐こい。立ち耳・垂れ尾で首が太く頭はたまご型で目はアーモンド形である。ショートコートで毛色はホワイトもしくはホワイト地に有色の斑。体高35cm前後、体重11kg前後の中型犬。いびきが大きく、遺伝的に水晶体脱臼による失明が起こりやすいが、きちんとした管理としつけがあれば飼育はそれほど難しくはない。 皮膚が弱くアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を患う個体が多いのも特徴。

ミニチュア・ピンシャー特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年11月22日 (火) 17:46

ミニチュア・ピンシャー(Miniature Pinscher)は犬の一種。愛好家からはミニピンと呼ばれ親しまれている愛玩犬。
当初はネズミを始めとする害獣駆除を目的に生み出され、原産国であるドイツでは小型のかみつき犬を意味するツベルク・ピンシェル(Zwergpinscher)と呼ばれている。

小型犬ながら番犬としても有能で、アメリカでは車の盗難防止のための見張りとして用いられたこともある。 機敏で活発、大胆で気性が荒く、自尊心が強い。 自分より大きな相手でも恐れを知らず未知の人物にはすぐさま警戒態勢をとる。知らない人や犬を警戒し吠えることが多い。

日本を始め、未だ多くの国で「スタンダード」のミニチュア・ピンシャーは、ドーベルマンと同じく生後間もなく断尾するのが習慣になっている。断耳に関しては特に決まりは無い。ヨーロッパでは断耳・断尾共に禁止されている国が多く、画像のミニチュア・ピンシャーはヨーロッパではスタンダードであるが、日本等、断尾が習慣となっている国ではスタンダードから外れた犬だと認識される可能性が高い。毛色は、ブラックアンドタン、ブラウンなど。

マルチーズ特徴

犬種の特徴は、
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毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年12月19日 (月) 09:18

マルチーズは、小型犬の一種。小型の愛玩犬である。

歴史 :

地中海に浮かぶ島国のマルタ島で生まれたことからこの名がついた。
紀元前にフェニキア人の船乗りが持ち込んだ犬が元になったと言われている。 当時から愛玩犬であったと考えられており、最も古い愛玩犬である。
血統的にはビション・フリーゼ、ハバニーズ、ボロニーズなどの ビション系犬種とかかわりを持つ犬種である。
15世紀にフランス、19世紀にイギリスに渡り、 上流階級から普及していった。
日本国内の飼育頭数による人気犬種ランキング(JKC調べ) では1968年から1984年までの16年もの長期間、登録数の トップの座を守り、今でも人気の高い犬種である。
外観 :

被毛は光沢のある純白で、下毛(アンダーコート)のないシングルコートの直毛である。被毛の白さと対照的に鼻、唇、目の縁や足裏は黒く、目も暗色である。耳は垂れている。体重は3.2Kg以下、2.5Kgが理想とされる。
繊細な被毛はたいへん手触りが良いが毛玉になりやすく、ブラッシングやトリミングなどの手入れが欠かせない。季節による換毛はしない。被毛が地面まで届くフルコートがスタンダードであるが、家庭犬では短く刈り込み(サマーカット)していることが多い。
特性 :

性質は大人しく、人によく慣れる。明るく、外交的ではあるが、神経質なところもある。しかし、基本的に従順であり初心者でも飼いやすい。抱き犬として知られ、甘えたがり。暑さ・寒さにはあまり強くないので、屋内で飼うのが一般的である。下毛がないので抜け毛がない。
健康上の注意 :

多量の涙と目やにのために、目の周辺の被毛が赤く変色する流涙症が多く見られる。子犬期は低血糖症を起こしやすいので注意。

ポメラニアン特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2012年1月2日 (月) 08:53

ポメラニアンは、犬の品種(犬種)の一つ。祖先犬は、スピッツ系に属する他の犬種と同じく、サモエド(アイスランドやラップランドのソリ犬)であると言われる。ポメラニアンという名前は、原産地のバルト海南岸の、3つの川に囲まれた低地であるポメラニア地方にちなんでいる。現在のポメラニア地方は、大部分がポーランドに、一部がドイツに属しており、この地方では古来よりさまざまなタイプのスピッツ系の犬種が飼育されていた。ポメラニアンは体躯の小ささから愛玩犬 (en:toy dog) に分類される犬種だが、もともとはジャーマン・スピッツのような中型のスピッツから品種改良を重ねて小型化された犬種である。国際畜犬連盟からもジャーマン・スピッツの一品種に分類されており、多くの国でツヴェルク・スピッツ(小さなスピッツ)として知られている。
ポメラニアンが流行犬種となったきっかけは、17世紀以降多くの王族が飼育を始めたことによる。とくに愛犬家として知られるヴィクトリア女王が小さな体躯のポメラニアンを愛好し、熱心に繁殖させたことによってポメラニアンの小型化に拍車がかかり、世界的な人気犬種となっていった(一説には1888年、女王自らがこの犬をイタリアから持ち帰ったともいうが、一般にはもう少し以前からイギリスで飼われていたと考えられる)。ヴィクトリア女王の存命中にポメラニアンの大きさはそれまでの半分程度にまで小さくなった。概してポメラニアンは頑健で丈夫な犬種といえるが、膝蓋骨脱臼と気管虚脱を発症することがある。また、まれにではあるが、俗称「黒斑病 (black skin disease)」と呼ばれる遺伝性の皮膚疾患による脱毛症に罹患することもある[1]。アメリカでは近年飼育数がつねに上位15位までに入っており、世界的な小型犬の流行に一役買っている犬種となっている。

概説 :
ポメラニアンは体重1.9 – 3.5kg、体高13 – 28cmという小型犬である[2]。小さいながらも丈夫な犬種で、粗く豊富な被毛と長い飾り毛のついた巻尾を持つ[3]。首と背はひだ飾りのような、臀部は羽飾りのようなトップコートが密生している[4]。
最初期のポメラニアンの毛色はホワイトがほとんどで、まれにブラックが見られた。ヴィクトリア女王は1888年にレッドの被毛を持つ小さなポメラニアンを飼育しており、19世紀末までこの毛色のポメラニアンが流行するきっかけとなった[5]。現在のポメラニアンはあらゆる犬種中、ホワイト、ブラック、ブラウン、レッド、オレンジ、クリーム、セーブル、ブラック・アンド・タン、ブラウン・アンド・タン、スポット、ブリンドル(虎毛)、そしてこれらのカラーのコンビネーションと、もっとも多様な毛色を持つ犬種となっている[6]。なかでもオレンジ、ブラック、クリーム、クリーム、ホワイトが一般的な毛色である[3]。
単色の被毛をベースに、ブルー、グレイの斑模様が点在するパターンであるマール (en:Merle) の被毛を持つポメラニアンは近年になって作出された。ベースとなる被毛はレッド、ブラウン、ブラックが多いが、その他の毛色も見られる。ただし、ブリンドルマールとレバーマールはスタンダードとして認められていない。さらにマールの被毛の場合、瞳、鼻先、肉球の色が他の毛色のポメラニアンとは異なり、瞳はブルーで鼻先と肉球はピンクとブラックの斑模様となる[7]。
ポメラニアンの被毛は密生したダブルコートで手入れそのものは難しくはないが、密生しており、抜け毛も多いため飼育者は毎日ブラッシングすることが望ましい。トップコートは長く粗い直毛で、アンダーコートは短く密生した柔らかい被毛である。被毛はもつれやすく、とくにアンダーコートは年に二回換毛するため、この時期には抜け毛が多くなる[8]。
性質 :

ポメラニアンは友好的で活発な犬種で、飼い主とともにいることを喜び、仲間の保護意識も旺盛である[9]。飼い主に強く依存し、躾がされていない場合には飼い主と離れることに激しい不安を感じることがある[10]。環境の変化にも敏感なため新しい外的刺激に対して吠えやすい傾向にあり、放っておくと無駄吠えの癖がついてしまうことがある。縄張り意識も若干強く、外部からの騒音にも激しく反応する[10]。とはいえ、ポメラニアンは知性豊かな犬種で躾が入るのもはやく、飼い主が適切な飼育をするならば素晴らしい家庭犬となる[9]。

健康 :

全般 :
ポメラニアンの平均寿命は12から16歳程度で[11]、適切な食餌と運動を与え、定期的に被毛のトリミングを実施しているならば問題はほとんどなく、丈夫な犬種である[12]。純血種には罹病しやすい特定の疾患があり、たとえば股関節異形成は多くの純血種に共通の疾患だが、ポメラニアンは体重が軽いためこの疾患にかかることはまずない[13]。ただし、被毛、歯、耳、眼の手入れが適切ではない場合、健康上の問題が発生する可能性があるため、定期的なケアが望ましい[14]。
知られている疾病 :
毛色がマールのポメラニアンでは軽度から重度の、難聴、高眼圧症、屈折異常、小眼球症、虹彩欠損症を発症しやすい。両親ともにマールのポメラニアンから産まれた犬であれば、さらに骨格異常、心臓異常、生殖異常のリスクが高まる[15]。膝蓋骨脱臼はポメラニアンでは比較的多く見られる症例で、先天性異常や外傷によって発症する[13]。

気管虚脱は気管支障害に起因する呼吸障害で小型犬に多く見られる。通常であれば筒状になっている気管支が扁平化して、気道をふさいでしまう症例で、ガチョウの鳴き声のような咳(喘鳴)が特徴であり、運動に耐えられず、短時間の失神、高温下、運動中、興奮時の咳の悪化といった症状を伴う[16]。
ポメラニアンは抜け毛、メラニン色素沈着を伴う「黒斑病」と俗称される皮膚病に罹患することがある。雌犬よりも雄犬に発症する傾向があり、遺伝的疾患ではないかと考えられている[1]。性成熟期以降に発症することも多いが、あらゆる年齢で発症する可能性がある。黒斑病と類似した症状を呈する疾病としてクッシング症候群、甲状腺機能低下症、慢性皮膚感染症、生殖ホルモン疾患があげられる[1]。
その他、雄のポメラニアンに見られる疾病として停留睾丸がある[17]。この場合、停留している睾丸を外科手術で摘出する必要がある[17]。
歴史 :

起源と逸話 :

現在のポメラニアンの祖先は極地原産の大きな使役犬で、中世ドイツ語で「尖った(鼻)先」を意味するスピッツあるいはウルフスピッツと呼ばれていた。「スピッツ」はもともと16世紀のエベルヘルト・ツー・ザインの宮廷で犬の鼻やマズルを意味する用語として用いられていた言葉だった。ポメラニアンはこれらのジャーマン・スピッツが祖先であると考えられている[18]。
ポメラニアンという名称は、バルト海に面したポーランド北西部からドイツ北東部にあたるポメラニア地方にこの犬種が関係していると思われることにちなんでいる。この地方はポメラニアンの直接の原産地ではないが、現在のポメラニアンのもととなる犬種を繁殖し続けていたと考えられている。しかしながらイギリスに導入される以前のポメラニアンについての正確な記録は残っていない[18]。
ポメラニアンに関する最初期の記録は1764年11月2日のもので、ジェイムズ・ボズウェルがドイツとスイスを旅行していたときの日記の「フランス人男性がポメルという名前のポメラニアンを飼育しており、非常に可愛がっていた」という記述である[19]。他に、ウェールズ人博物学者トマス・ペナント (en:Thomas Pennant)が1769年の著作「スコットランド旅行記」に、ロンドンの商人がポメラニアンとオオカミを交配させた子孫のことを記述している[20]。

二人のイギリス王族がポメラニアンの改良に大きな役割を果たしている。1767年にイギリス国王ジョージ3世の王妃シャーロットが二頭のポメラニアンをイングランドへと持ち込んだ。フィービーとマーキュリーと名づけられたこれらの犬はトマス・ゲインズバラの絵画にも描かれている。現在のポメラニアンよりも大型で、伝わっている話では14 – 23kg程度の体重といわれているが、豊富な被毛、立ち耳、背中に巻いた尾など、現在のポメラニアンと同様の外見で描かれている[18]。
シャーロットの孫にあたるイギリス女王ヴィクトリアもポメラニアンを愛好し、大きな繁殖犬舎を所有していた。ヴィクトリアお気に入りのポメラニアンのなかに、体重5.4kgと伝えられる、小柄でレッド・セーブルの毛色をした「ウィンザー・マルコ」という名前のポメラニアンがいた。ヴィクトリアが1891年以降ウィンザー・マルコを展覧会に出陳したことによって小型のポメラニアンが人気となり、繁殖家たちがより小型のポメラニアンの作出を目指すきっかけとなっている。そしてヴィクトリア存命中の時点で、ポメラニアンの大きさはすでに半分以下になっていた[18]。ヴィクトリアはヨーロッパ各地から様々な毛色の小さなポメラニアンを輸入して自身で繁殖し、ポメラニアンの改良と人気の高まりに一役買った[21]。ヴィクトリアのほかにポメラニアンを飼育していた当時の王族には、フランス皇帝ナポレオンの王妃ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネや、イギリス王ジョージ4世らがいる。
ポメラニアンの愛好クラブがイングランドに設立されたのは1891年のことで、1898年にアメリカのアメリカンケネルクラブに最初のポメラニアンが登録され、1900年には犬種として公認されている[18]。
1912年に客船タイタニック号が沈没したときに生き残った犬が三頭いるが、このうちの二頭がポメラニアンだった。そのうちの一頭はマーガレット・ヘイズが飼育していた「レディ」で、7号救命ボートにヘイズとともに乗り込んで難を逃れた。もう一頭はエリザベス・バレット・ロスチャイルドの飼育犬で、6号救命ボートに飼い主とともに乗り込んで生き残っている[22]。
1926年に開催されたウェストミンスター・ケネルクラブ・ドッグショー (en:Westminster Kennel Club Dog Show) の愛玩犬 (en:Toy Group) クラスで、グレン・ローズ・フラッシュウェイが出陳したポメラニアンがチャンピオンを獲得した。これがウェストミンスターでポメラニアンが最初に賞を獲得した記録である[18]。そして1988年の同ドッグショーで、グレート・エルムス・プリンス・チャーミング2世という名前のポメラニアンが、ポメラニアンとして初の全クラスの総合チャンピオン犬 (en:Best in Show) を獲得している[23]。
国際畜犬連盟による犬種のスタンダードが1998年に改定され、ポメラニアンはキースホンドとともにスピッツ、ジャーマン・スピッツのカテゴリに分類された[24]。このスタンダードによればポメラニアンなど「スピッツ系は魅力的」であり「ユニークな個性と気取った外観」であるとしている[24]。
人気 :
アメリカではポメラニアンは人気犬種で、アメリカンケネルクラブの登録頭数は2000年から2010年にかけて上位15位以内に入っている[25]。日本でも1999年から2010年にかけて、つねに上位10位以内に入っており、2007年からは上位5位以内となっている[26]。一方、イギリスでは2007年と2008年には上位20位にも入っていない[27]。オーストラリアでは1986以来人気が減少しており、1987年にオーストラリア・ナショナル・ケネル・カウンシル (en:Australian National Kennel Council) の登録頭数は1987年の1128頭がピークで、2004年には491頭、2010年にも561頭の登録にとどまっている[28] 。
2008年のアメリカ各都市別のランキングでは、デトロイトでアメリカン・ブルドッグ (en:American Bulldog) と並んで10位[29]、オーランドでも10位[30]、ロサンゼルスで9位[31]、シアトルでアメリカン・ブルドッグと並んでの7位[32]、ホノルルではラブラドール・レトリバー、ジャーマン・シェパード・ドッグに続く3位など、大都市部で高い人気を誇る犬種である[29]。