ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ特徴

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(    最終更新 2009年5月9日 (土) 04:03   )

 

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ(英: White Swiss Shepherd Dog)とは、スイス原産のジャーマン・シェパード・ドッグの白色版(白変種)である。

穏やかな気質と真っ白な毛色から、晴れた日のスイスの雪山という異名も持つ。

歴史 :

 

かつてジャーマン・シェパード・ドッグの白色のものは、犬種規定外であるとして排除されていて、ドッグショーにも出展することができなかった。

しかし、能力も性格も基本的に普通のジャーマン・シェパード・ドッグと同じであり、うまれつきの毛色の違いだけで処分されるのは人種差別と同じであってはならない事だと感じたアメリカ・カナダ両国のブリーダーが白色のものを犬種として固定しようとプロジェクトを立てた。

これにより1930年代前後に固定された白色のシェパードが、アメリカン・カナディアン・ホワイト・シェパード(以下、アメリカン・カナディアン種)である。この種の知名度は徐々に高まり、ドッグショーにも出展できるようになったのだが、1960年代になると、スタンダードカラーのブリーダーとの間で摩擦が起こって、アメリカン・カナディアン種は非難されるようになってしまう。

更に、ジャーマン・シェパード・ドッグの遺伝子学的な問題で、白い被毛はスタンダートの毛色を色褪せさせたり、老年になると色がはげてくる要因となると考えられ(実際にはそのような事は起こらないので注意)、1968年にはアメリカでもドッグショーでの失格の対象となってしまった。

しかし、アメリカン・カナディアン種は一部の愛犬家やブリーダーによって血統を守られ絶滅の危機から生還した。 後にアメリカやカナダでは白色のシェパードが次第に明確な1犬種となり、1970年代初頭にはスイスにも輸入された。

そこでアメリカン・カナディアン種が改良され、本来のジャーマン・シェパード・ドッグの欠点を改善し、それに加えて性格を穏やかにしたものがこのホワイト・スイス・シェパード・ドッグである。

かつてはこの犬種の統一した呼び名は無かったが、2003年にようやくFCIに暫定公認され、この名前をもらった。それを受け日本でも2004年に同名で新犬種としてJKCに登録された。

日本における飼育頭数は意外と多く、2007年年の飼育頭数ランキング(人気順位)は105位であった。(愛犬図鑑2007、辰巳出版 調査)

特徴 :

 

外貌:筋肉質で骨格は程よくしっかりしており、エレガントで調和の取れた外貌。

性格:活力があり、神経質ではないが、いくらか注意深く警戒心がある。穏やかで子供にもやさしく接することができるので、ペットとして飼われることが多い。見知らぬ者に対しては幾分控えめなこともあるが、攻撃的な態度はとらない。

毛質と色:被毛は中程度あるいは毛長のダブルコートで、密生し体に沿って寝ていて、豊富な下毛 がある。上毛は滑らかで密生している。毛色はホワイトかピュアホワイト(純白)。

サイズ:大型犬分類。

体高:牡60~66cm/牝55~61cm

体重:牡約30~40kg/牝25~35kg

また、一般に、ジャーマン・シェパード・ドッグは腰が地面と平行でないスタイルであるのに対し 、この種は平行的なラインを保つように改良されている。